姫路デジタルサポート
2025.05.21
PDF版

はじめに

本テキストは、VoiceOverをこれから学習する入門者を対象に、VoiceOverの基礎やメールアプリの使い方を学習できるようプログラムしています。5回シリーズの講習会で利用できるよう、5つの単元から成っています。

第1、2単元では、Siriを積極的に活用し、使用するジェスチャーは最小限に抑え、入門者に無理なく学習できるよう工夫しています。また、第1、2単元の講習では、受講者に達成感を感じてもらうため、煩雑な設定についてはサポーターが代わって行うこととしています。講習においても、マンツーマンの対応ができるサポーターの配置が望まれます。

この入門講座では扱っていないVoiceOverの操作方法も多々あります。また、生活を豊かにしてくれるたくさんのアプリがあります。さらなるスキルアップを目指して、単発の講習会への積極的な参加が望まれます。

音声テキストも作成する予定ですので、自宅での復習に利用してください。プレクストークやCDラジカセで再生できます。

本入門講座は、iPhoneのiOS17における操作方法を説明していますので、それ以外のバージョンでは、操作方法や読み上げ内容・ボタンの名称などが異なることもあると思われます。

講習時には、AppleIDのパスワードの準備をお願いします。アプリのインストールなどでパスワードが必要になることがあります。AppleIDのパスワードは、iPhone購入時にショップから大切に保管してくださいと言って渡された、A4の用紙などに記載されています。

各単元と目次

本テキストの各単元の内容は次のとおりです。

  • 第1単元:VoiceOver、Siriの基礎と電話のかけ方
  • 1-1 Phoneの外観・ボタンの確認
  • 1-2 Siriを使ってみる
  • 1-3 VoiceOverを使う前に
  • 1-4 基本ジェスチャーを練習する
  • 1-5 電話をかける
  • 第2単元:Siriを使ってメールの送受信と簡単な文字入力
  • 2-1 Siriを使ってメッセージを送受信する
  • 2-2 Siriを使ってメールを送受信する
  • 2-3 文字入力 その1 ジェスチャーで数字を入力
  • 2-4 文字入力 その2 音声によって文章を入力
  • 第3単元:電話履歴から連絡先への登録、さまざまなジェスチャー
  • 3-1 さまざまジェスチャーを使う
  • 3-2 ボイスオーバーをもっと使い易く
  • 3-3 ローターとは
  • 3-4 電話履歴から連絡先に登録
  • 第4単元:文字入力とメールの基礎
  • 4-1 スクリーンキーボードと入力のための設定
  • 4-2 スクリーンキーボードで入力する
  • 4-3 メールアプリを使い易く設定する
  • 4-4 ジェスチャーでメールを読む
  • 4-5 メールアドレスを連絡先に登録する
  • 第5単元:ジェスチャーを使ってメールの送受信  
  • 5-1 メッセージアプリを使いこなす
  • 5-2 メールアプリを使いこなす
  • 5-3 連絡先の使い方
  • 5-4 簡単な文章の編集

追補

第5単元を終了すると、ホイスオーバーの基本的な使い方と電話やメールが使ええるようになりますが、さらに、スキルの向上を目指しましょう。入門講座終了後、まず、次の内容を講習会や個別サポートで学習することをお勧めします。

  • ■ボイスオーバーをさらに使い易くする
  • ・指紋、顔認証とパスコードの登録
  • ・読み上げ辞書の登録をする  
  • ・ユーザ辞書を登録する
  • ・連絡先を使いこなす
  • ■次に習得したいアプリ
  • ・Safariアプリ(Webページを検索して、読む)
  • ・Zoomアプリ(オンライン会議に参加したり、オンラインでサポートを受ける)

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