5月アイホン(VoiceOver)講習会

Uni-Voice Blindアプリで音声コードを読む

5月24日、アイホン講習会「Uni-Voice Blindアプリで音声コードを読む」を開催しました。受講者5人、サポーター8人が参加しました。

講習会では、次の3項目について学習しました。

  • ・音声コードの検出・読み上げの練習
  • ・ハザードマップの読み上げ練習
  • ・聴くWebサイトを聞く練習

(1)音声コードの検出と読み上げ

スキャン画面にして、右下の角の音声コードの上にアイホンのカメラを置き、ゆっくりとアイホンを上に引き上げていく「引き上げ法」をまず練習してもらいました。受講者の中には、引き上げたカメラの位置が大きくずれる方もおられました。

音声コードの有無や位置を知るために、切り欠きが重要な役割を果たします。切り欠きが一つの場合は、切り欠きが右下になるように用紙を調整すれば、その2cm程度左に音声コードがあることがわかります。

裏にも音声コードがある場合、切り欠きが1つの場合と2つの場合があります。スマホをかざしても、応答がない場合は裏もみる必要があります。切り欠きが2つある用紙、切り欠きのついた封筒、冊子の音声コードの検出練習をしました。
 ただ、切り欠きが底辺についていた封筒の場合、音声コードのない裏面に一生懸命スマホをかざしされた受講者もおられました。切り欠きの位置は、ルールを遵守してほしいものです。

 また、QRコードの検出も同時に行うため、その使い分けが重要になります。

年金振込通知の音声コードと切り欠きの写真
写真 年金振込通知の音声コードと切り欠き
冊子の音声コードと切り欠きの写真、冊子の左側の上下に2つの音声コードとそれぞれに2つの音声コードが配置されています。
写真 冊子の音声コードと切り欠き
音声コードとQRコードが並んで配置されている保健所からの封筒、さらに、切り欠きが底辺にあります。
音声コードとQRコードが並んで配置されている封筒


(2) ハザードマップの読み上げ練習

ハザードマップは、本来地図なので、視覚が必要ですが、Uni-Voice Blindは現在地の想定される4種類の災害の有無、程度、避難場所をテキストで読み上げてくれます。視覚障がい者には本当に助けになるツールですが、現在、神戸市を除く兵庫県の地域では利用できません。

講習会では、「新神戸駅」を検索して、ハザードマップの使い方を学習しました。

(3) 聴くWebサイトを聞く練習

登録した住所地の役所の「お知らせ」を読む方法についても学習しました。

教室全体の写真、20人弱がユニボイスアプリの話を聞いている様子
講習会会場の様子
音声コードをスマホで読み取る練習をしている写真
写真 音声コードをスマホで検出している様子


目次に戻る

takahiro93

視覚障害者のICT応援団をしています。 パソコンやiPhoneは、視覚障害者にとって日常生活ツールとなっています。しかし、視覚障害者が操作できない部分があるウェブやアプリがまだまだ多くあります。また、視覚障害者の8割近くが、パソコンやスマフォをまだ活用していないと言われています。このような問題の解決に努力したいと思っています。

コメントを残す