「投票のお知らせに音声コード」がつきました

7月上旬、選挙管理委員会(姫路市)から参議院選挙の「投票のお知らせ」がきました。

封筒の右下に音声コードが印刷されています。また、正しい位置に切り欠き処理もされています。

兵庫県の姫路市近辺では、音声コードが印刷されているのは、姫路市だけのようです。

封筒の右下に音声コードと切り欠きがついています。
写真 投票のお知らせの封筒の表面

課題もありました。

①音声コード内容は、「さんぎいんせんきょ とうひょうのおしらせです」と記載されています。

 すべてひらがなです。間違いではありませんが、漢字のテキストでも正確に読み上げます。

②問合せ先の電話番号、選管のURLなども音声コードに入れてほしいところです。

「さんぎいんせんきょ とうひょうのおしらです」とすべてひらがなで表示されている。電話番号やURLなどが入るともっと使いやすくなると思われる。
写真 UniVoiceアプリの音声コードのテキスト画面

 UniVoiceのテキスト画面では、電話番号やURL、メールアドレスなどはリンクになっており、ダブルタップすることで簡単に利用できます。

③音声コードには800文字を収納できるので、期日前投票などの情報も入れてもらうと、さらに便利になります。

④封筒の中の「投票のお知らせカード」には、名前・住所と投票所名などが記載されていますが、音声コードがありません。名前や投票所名を含む音声コードを付けてほしいところですが、選挙人ごとに音声コードを作成する必要があり、技術的にも難しいことだろうと思います。

他の郵便物はスイフトアイなどのOCRアプリで読んでいるので、投票のお知らせだからと言って、UniVoiceアプリを使わないというユーザーさんもおられます。

UniVoiceアプリによる音声コードの読み方。

  • ・UniVoiceアプリを起動します。
  • ・切り欠きが右下になるように、封筒をおきます。
  • ・切り欠きから左へ約2cmの位置に音声コードがあるので、そこからアイホンを10cm程度上げます。
  •  自動でシャッターが切られます。
  •  なお、カメラはアイホンの右上にあることを意識します。

選挙人の名前や投票所名などが記載されている。
写真 封筒の中のお知らせカードの表面
しめい、住所などの記入欄や期日前投票の案内が記載されている。
写真 封筒の中のお知らせカードの裏面

takahiro93

視覚障害者のICT応援団をしています。 パソコンやiPhoneは、視覚障害者にとって日常生活ツールとなっています。しかし、視覚障害者が操作できない部分があるウェブやアプリがまだまだ多くあります。また、視覚障害者の8割近くが、パソコンやスマフォをまだ活用していないと言われています。このような問題の解決に努力したいと思っています。

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