2021.05.10
姫路デジタルサポート
1 なぜサポートが必要か
視覚障がい者は、一般のパソコンやiPhoneを使いますが、スクリーンリーダーという画面読み上げソフトを使って操作を行いますので、晴眼者の使い方とは大きく異なります。スクリーンリーダーを使った操作方法が複雑で難しいこと、また、その操作方法を指導できる人が身近にいないことなどにより、一人で学習することが困難です。そのため、ICT学習の場や丁寧なサポートが必要となります。
- 詳細説明
- 視覚障がい者のiPhoneの使い方(日本ライトハウス)
2 サポート内容
(1) サポートの方法
・ 講習会
1人の講師が数名の受講者(視覚障がい者)に対してICTの利用方法について講習を行いますが、各受講者に少なくとも1人のサポーターを配置し、講師の補助や講習中の脱落者の防止を図ります。
1回の講習会では、最大5人の受講者を想定していますので、5人のサポーターがそれぞれ受講者1人をサポートします。
原則として毎月第3金曜日午前に開催します。
・ 相談会(個別サポート)
相談者(視覚障がい者)が希望することについて操作指導を個別に行なうものです。その内容はiPhoneのVoiceOver入門からパソコンのアプリの設定まで、広範に渡ります。相談者からサポート希望内容を事前に聞き取り、その内容を最も熟知しているサポーターがサポートを担当します。
なお、サポート方法は、集合サポート、訪問サポート、遠隔サポートの形態がありますが、当面は集合サポートを中心に実施します。
・VoiceOver自主トレ
講習会の復習を行ったり、普段疑問に思っていることをたずねたり、また、自分が行っている工夫を紹介したりするなど、みんなでスキルアップを図ることを目的としています。とにかく難しく考えず、「気楽に楽しくおしゃべりしながら学ぶ」をコンセプトに行います。
(2) サポート日程・会場・利用料金
- ・講習会:月1回(第2金曜) 1人500円
- ・相談会、個別サポート:月1回(第1日曜) 無料 なお、2022年6月から第1土曜日
- ・VoiceOver自主トレ:月1回(第3金曜日) 無料
- ・会場:いずれも姫路総合福祉会館
(3) サポート対象者
視覚障がい者。当面は、特に音声での操作を希望される方。
(4) サポート対象機器
サポート対象機器は、iPhoneやパソコンのほか、iPhoneで操作するIoT機器、スマートスピーカーなども含めますが、当面はiPhoneのサポートに限定させていただきます。
3 サポーター
(1) サポーター
ICTサポートでは、受講者や相談者に直接対応するサポーターが重要な役割を担っています。サポーターは視覚障がいの有無を問いませんが、勉強会に参加し、サポーターのICTスキルの向上を図ります。
(2) 運営会議
正会員が参加し、講習会のテーマや運営方法など重要事項について検討を行います。
第2金曜日に開催します。
(3) 勉強会
・内容
視覚障がい者の生活に役立つアプリは多岐にわたる生活場面において数多くあり、また、新しいアプリが次々と開発されますので、これらのアプリの使い方について勉強を行います。また、視覚障がい者の立場に立ったきめ細かなサポートができるよう、サポート方法について視覚障がいのユーザーと情報交換を行ないます。勉強会に参加することによって初めての方も安心してサポート活動に参加できます。
・日程
月1回(第1日曜日) 2022年6月から第1土曜日
(4) サポーター等の登録
サポーター希望者は登録をします。登録者は、都合のよいときに講習会や相談会でサポートを行います。
また、サポートのほか、会場内での手引きや広報などの活動も必要です。さまざまな活動を行うボランティア希望者も登録をします。
なお、ICTサポートにかかわるすべての活動は、無償ボランティアを原則とします。
4 問い合わせ
□ 電話
079-228-5856(栗川)
□メール
□ Webフォーム
□ 事務局
- 〒670-0826 姫路市楠町9番地
- Tel: 079-228-5856