iPhone乗り換え直前・直後集中プログラムのご案内
姫路デジタルサポート
2022年5月14日
1 趣旨
ガラケイからiPhoneに乗り換えられたユーザーは、iPhoneの視覚障がい者支援に期待すると同時に、凹凸のない画面のiPhoneをうまく使えるかどうか強い不安を感じておられることと思います。残念なことに適切なサポートが得られず断念される方もおられます。
このように乗り換え時は非常に重要な時期と言えます。この時期に、iPhoneで「電話」と「メール」を使うための基礎的なスキルの習得について集中的にサポートを行います。
その上で、iPhoneの支援機能の特徴と言える、印刷文字を読んだり、生活用品にラベルを付けて識別するなどの「視覚支援機能」、また、目的地や近くの施設の方位や距離を知らせてくれる「歩行支援機能」の利用にチェレンジしてはいかがでしょうか。各種社会的サービスや視覚支援、歩行支援を生活の中で生かせるように、講習会等に参加し、さまざまアプリについて学習を行うことができます。
2 目標
Siriなどを利用して「電話をかける・受ける」「メールの送受信ができる」、また、VoiceOverの基本的な使い方を理解し、操作ができることを本プログラム目標としています。
3 乗り換え時のスタンス
乗り換え時の不安から、当面の間、iPhoneとガラケイの2台を使いたいと思う方も少なくありません。しかし、2台を使った場合、ガラケイに依存してiPhone・VoiceOverの操作になかなか慣れないという傾向があります。また、2台もつことの経済的な負担もあります。
そこで、iPhoneをできるだけ早く使いこなすと覚悟を決めてはいかがでしょうか。この直前・直後集中プログラムを利用すること、約1ヶ月でiPhone・VoiceOverの基本操作を習得することができます。
4 回数
3回または4回を予定
5 カリキュラム
- ・第1日目
- 準備、基本操作、VoiceOverを快適に使用のための設定、Siriを使って電話をかける・受ける
- ・第2日目
- Siriによるメールの送受信、Siriによるショートメッセージの利用、文字入力(数字)、音声入力
- ・第3日目
- さまざまなジェスチャー、「設定」アプリに触れる、文字入力(キーボードを使って)、ローター、メールの送受信(ジェスチャーを使って)、指紋認証とパスコードの設定
- ・第4日目
- 文字入力(漢字変換)、メール(その3)、ユーザーの希望するアプリ