VoiceOver操作 資料2
2021年8月4日
音声入力は、特に長文を入力する場合には役立ちますので、事前に頭の中で文章を整理しておくことが大切です。また、短い文や単語でも大いに音声入力を利用し、キーボードによる文字入力の困難性を補っていきましょう。
(1) 音声入力の方法
□ 音声入力の開始と終了
テキストフィールドをダブルタップすると、キーボードが現れます。キーボードが表示されている状態で音声入力が可能となります。
- ・まず、テキストフィールドの挿入ポイントを確認します。
- ・2本指のダブルタップで音声入力が開始されます。
- ・入力すべき文を音声で話します。
- ・2本指のダブルタップで音声入力を終了します。
- なお、近くの人の声も入力されることがありますので、静かな環境で行います。
□ 漢字の誤変換の防止
最近の音声認識の精度は年々改善され、新聞やニュースなどの文章を音声で入力するとほとんど間違いがありません。しかし、固有名詞や単語だけの入力では漢字の誤変換が生じます。
固有名詞や単語の場合、次の方法で誤変換のない漢字変換が可能です。
□「音声入力+削除」法
この方法は、Next Visionのラウンジで、井上直也さんが紹介されていた方法です。間違いのない少し長い目の単語等を音声入力し、その後余分なものを「削除」キーで消すというものです。
例えば、タケダという名前を入力する場合、「武田」と「竹田」の2つの漢字が考えられます。
- ・武田を入力する場合、「たけだやくひん」と音声入力し、「薬品」の2文字を削除キーで削除します。
- ・竹田を入力する場合、「たけやぶ」と音声入力し、「薮」の1文字を削除します。さらに「たはた」と入力し、「畑」の1文字を削除します。
次に、大分県に「臼杵市」という市がありますが、「うすきし」と音声入力すると、「薄木市」と変換されます。
- ・「臼杵市」を入力する場合、「おおいたけんうすきし」と入力すると、「大分県臼杵市」と変換されますので、「大分県」を削除します。
□ 発音方法
「武士」を入力するため、「ブシ」と早く発音すると、「節(季節のフシ)」に変換されます。一方、「ブゥシ」とブを少し長く発音すると、「武士(戦国時代のブシ)」に変換されます。発音の仕方やイントネーションでも変換が異なるものと思います。そのコツを掴むことが大切かも知れません。
多くの人が音声入力は使い物にならないと言っていますが、音声入力の誤認識の事例を研究することによって、かなりの使い物になるかも知れません。
(2) 句読点、記号の入力とその呼び方
次のを使用して、別のページに移動します。
□ 句読点
- ・呼び方: 句読点
- ・マル: 「。」
- ・点: 「、」
- ・改行: 改行される。
- ・タブキー: スペースが挿入される。
□ 記号
- ・開きかっこ、または、閉じかっこ: ( または )
- ・鍵かっこ、または、鍵かっこ閉じ: 「 または 」
- ・コロン: 「:」
- ・セミコロン : 「;」
- ・びっくりマーク: 「!」
- ・クエスチョンマーク: 「?」
- ・中黒: 「・」
- ・スラッシュ:「/」
- ・アットマーク: 「@」
- ・ドット: 「.」
- ・円記号: 「¥」
- ・ニコニコマーク: 「☺」
- ・ウインク: 「;ー)」
- ・ハッシュタグ: #