高齢者のユーザーを対象にiPhone体験会を実施

二人の高齢者がスマホに戸惑っている様子のイラスト
二人の高齢者がスマホに戸惑っている様子のイラスト

6月23 日午後、姫路市総合福祉会館で体験会を行いました。

■参加者

  • ・ユーザー:2人 Aさん(84歳男性)    Bさん(82歳女性)
  • ・サポーター:2人(稲益、栗川)

■体験会の内容

  • ・アイホンのどのような機種が使いやすいか、通信プランはどれがよいか、携帯ショップで依頼すべきことなどについて説明をしました。
  • 次の練習を行いました。
  • ・Siriを使って電話をする、2本指ダブルタップで電話を取る
  • ・Siriでメールをする
  • ・サリバンアプリで文書を読み上げる

■ユーザーの状況

スマホでいろいろなことをてきぱきとこなしているイラスト
スマホでいろいろなことをてきぱきとこなしているイラスト

A(男性84歳)さんは、現在携帯電話を持っていないので不便に感じておられましたが、スマホの電話をうまく使えるかどうか不安で、アイホンを購入するまでに至りませんでした。今回、体験会に参加して、電話が簡単に使えそうだと実感していただきました。また、Siriに何度も挑戦したり、手書きの文書の読み上げに、感心したり、楽しまれたようです。次回のボイスオーバー入門講座にも意欲的でした。

Aさんは、電話のほか、エレベーター付近のポスターを読み上げたい、いろいろなラジオ曲の番組を聴きたい、屋外での歩行支援アプリを使いたいなど、たくさんの目標をお持ちでした。

B(女性82歳)さんは、ガラケイをお使いですが、アイホンを使って、時刻表、信号の色を読み上げたい。さらに、道案内も利用したいとのことで、この体験会に参加されました。

2本指のダブルタップも簡単にでき、Siriの利用を楽しまれたようです。

お二人とも、パソコンが使えますので、アイホンの操作テキストをパソコンで読み上げながら、アイホンの練習をすることも可能かと思われます。

takahiro93

視覚障害者のICT応援団をしています。 パソコンやiPhoneは、視覚障害者にとって日常生活ツールとなっています。しかし、視覚障害者が操作できない部分があるウェブやアプリがまだまだ多くあります。また、視覚障害者の8割近くが、パソコンやスマフォをまだ活用していないと言われています。このような問題の解決に努力したいと思っています。