姫路で勉強会を開催

iPhoneの文字入力に重宝な外部キーボード!

2月4日午前、外部キーボードの使い方について勉強会を行いました。VoieOver使用時の難点の一つとして、文字入力が挙げられ、文字入力には多大な努力が必要です。そこで、今回は、文字入力の負担を大幅に減らすことができる外部キーボードを取り上げました。ユーザーさんの中にも外部キーボードを使いたいと希望する方も少なからずおられます。

通常の勉強会の参加者はサポーターのみですが、今回はユーザーの方にも参加していただきました。参加者は、サポーター5人、ユーザー1人、計6人でした。

勉強会で使用したキーボードは、E-winのEW-ZR050B 折り畳み型です。

外部キーボードの写真(E-win EW-ZR050B):凸型シールを数カ所のキーに貼り付けていいる
外部キーボードの写真

勉強会の内容は次のとおりです。

勉強会の様子
勉強会の様子
  • 1 凸型シールの貼り付け
  • 2 電源のオンオフ
  • 3 BlueTooth に接続(ペアリング)
  • 4 キーボードの修飾キーの確認
  •   ヘルプモードで修飾キーを読み上げて確認しました。
  • 5 VOキーを使ったショートカット
  • 6 矢印キーを使ったクイックナビゲーション
  • 7 単一キーを使ったクイックナビゲーションによるWebブラウズ
  • 8 テキスト編集

 パソコンのキーボードと同じようにわかりにくいキー数カ所に凸型シールを貼り付けました。

多くのショートカットがあり、外部キーボードだけでかなりの操作ができます。外部キーボードだけを使っている間は、一々iPhoneの画面を触らずに操作ができるので便利だと思います。

5のVOキーを使ったショートカットは、ジェスチャーと対応しているので、覚えやすく使いやすいと思います。VOキーは、ボイスオーバーキーの略称です。VOキーは、Cap Lockキーを割り当てるのがよいでしょう。

例えば、選択した項目を有効にする、実行する(1本指のダブルタップ)は、VOキー+スペースキー です。また、現在位置から読み上げる(2本指下スワイプ)は、VOキー+Bキーとなります。ここでは「+」は、例えば、Caps Lockキーとスペースキーを同時に押すという意味です。

ただし、iOS16では、「設定」アプリでVOキーにCapls Lockキーを割り当てる必要があります。「設定」>「アクセシビリティ」>「VoiceOver」>「入力」>「修飾キー」がCaps Lockになっていないので、ダブルタップをして、「Caps Lock」を「選択中」にします。

takahiro93

視覚障害者のICT応援団をしています。 パソコンやiPhoneは、視覚障害者にとって日常生活ツールとなっています。しかし、視覚障害者が操作できない部分があるウェブやアプリがまだまだ多くあります。また、視覚障害者の8割近くが、パソコンやスマフォをまだ活用していないと言われています。このような問題の解決に努力したいと思っています。