3月3日、加古川市議会で視覚障がい者へのスマホ普及に関する答弁がありました。
質問者は、スマホサポーターでもある岡田妙子議員です。岡田議員は、voiceOverのジェスチャーを交えて、活字文字の読み上げや歩行支援などスマホが視覚障がい者にとって重要な生活支援ツールであるにもかかわらず、スマホ普及率が20%にも満たないことなどを説明した上、3項目について当局に質しました。
- 1.視覚障がい者にスマホのメリットをもっと周知すべきではないか?
- 視覚障がい者に接する機械の多い、ガイドヘルパー、民生委員、障がい関係相談員、眼科医などに知ってもらう必要があるのではないか。
- 2.視覚障がい者スマホ教室を定期的に開催してはどうか。
- 視覚障がい者が凹凸のない画面で操作を行うのは非常に難しいため、定期的なスマホ講習会を実施する必要がある。
- 3.社会福祉協議会でスマホサポーターの育成に力を入れるべきではないか。
- スマホサポーター養成講座を創設してはどうか。
福祉部長は次のように答弁しました。
- ・従来の広報に加え、民生委員の研修会、障害者自立協議会でも周知したい。
- ・眼科医への周知については検討したい。
- ・近隣自治体の取り組みを参考にして、当事者団体によるスマホ教室運営を支援したい。
- ・サポータ養成講座については、視覚障害者福祉協会と相談しながら支援について検討したい。
岡田議員は最後に「障害者情報アクセシビリティコミュニケーション施策推進法でICT教育の推進が求められているので、誰一人取り残さない社会の実現に向けてスピード感を持って推進して欲しい」と意見を述べて締めくくりました。
市議会の質疑については録画動画で見ることができます。市議会の録画動画にリンク
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