スマホサポーター研修会を開催:これからスマホサポートを始める晴眼者を対象に

7月15日(土)に姫路市総合福祉会館で、初心者のためのスマホサポーター研修会を開催しました。

研修会の様子1
研修会様子1

参加者は、サポーター希望者5人、ユーザーの家族3人、スタッフ5人、計15人です。今回は、神戸市や西宮市から参加した方がおられたことが特徴です。このことは、県下でこのようなボイスオーバーの研修会がほとんど行われていないことを示していると思われます。

ほとんどの方がボイスオーバーの操作は初めての方なので、ボイスオーバーの基礎であるジェスチャーのし方から、少し難しいローターの操作まで実習しました。同時に、視覚障がい者がどのような使い方をするか、また、どのようなアドバイスをするのがよいかについても学習しました。

■さまざまなジェスチャー

1本指から4本指のジェスチャーについて、練習をし、その機能について学習をしました。例えば、アイホン本体の持ち方によっては、指が画面に触れてしまうこと、また、スワイプがゆっくり過ぎたり、力を入れてダブルタップするとうまく認識しないことなど説明がありました。

■Siriの活用

研修会の様子2
研修会の様子2

視覚障がい者は、電話をする、メールを送信する、目覚ましをセットするなどの場合、Siriという音声アシスタント機能を用います。ホームボタンの長押しでは、音声リクエストを開始するための、「ボン」というサウンドが重要な役割を持っていることを学びました。

■ローター

視覚障がい者にとってローターは非常に便利な機能ですが、ローターは不得意な操作の一つです。そこで、ローターをうまく回すためのいくつかのアドバイスを学びました。例えば、大きく回転させるのではなく、小刻みに速く行うと、1項目ごと確実に回すことができることを体験しました。

takahiro93

視覚障害者のICT応援団をしています。 パソコンやiPhoneは、視覚障害者にとって日常生活ツールとなっています。しかし、視覚障害者が操作できない部分があるウェブやアプリがまだまだ多くあります。また、視覚障害者の8割近くが、パソコンやスマフォをまだ活用していないと言われています。このような問題の解決に努力したいと思っています。

コメントを残す